web広告の種類と適切な使用方法

web広告とは?

web広告とは、インターネット上で掲載される広告のことを指し、インターネット広告とも呼ばれます。

他の広告メディアには、新聞・テレビをはじめとして、ラジオや雑誌などがあります。また街頭での看板やネオンなども広告として利用されます。

そうした中で、web広告は現在インターネットという発展途上のメディアの中で、様々な形態をもち、また模索されています。

表示方法によるweb広告の分類

サーチエンジンマーケティング

サーチエンジンマーケティングは、検索エンジンを利用した広告でSEM(Search Engine Marketing)と略されます。広告としては検索結果に表示されるリスティング広告があります。

マーケティングとしては、検索結果の上位に表示されるようサイトの構成などを調整するSEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)や、ランディングページと呼ばれる商品・サービスの購入を促すページを最適化するLPO(Landing Page Optimization、ランディングページ最適化)などがあります。

検索エンジンとしてはGoogle・Yahooがとても有名で、リスティング広告などもこの2つが二大巨頭だと言えます。

SNS広告

SNS広告は、TwitterやFacebookなどのSNS(ソーシャルネットワークサービス)内での広告を指します。おおよそSNSではインフィード広告が占める割合がとても高くなっています。

インフィード広告とは、そのSNSのコンテンツに馴染む形で配信される広告で、とても自然な形なのでクリック率が高いのが特徴です。その分、一般ユーザーからは騙されたと感じられてしまう傾向にもあります。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、サイトの一部に表示される広告です。web広告としてとても一般的で、ニュースサイトなどでも表示される長方形型の画像をベースとした広告です。

一般的なweb広告ではあるのですが、その分インターネットユーザーからも広く認知されており、無視されてしまうことも少なくありません。

表示メディアによるweb広告の分類

テキスト広告

テキスト広告は、画像を用いず作成された広告で、GoogleやYahoo!で検索した際に表示されるリスティング広告などがこれにあたります。

画像などのクリエイティブ(制作物)に比べると誰でも作成しやすいのが特徴ですが、新聞や雑誌でのキャッチコピーが重要なのと同様にweb広告でのテキスト広告も難しくなることがあります。

バナー広告

バナー広告は、以前からweb上で行われている広告で、バナー(旗)と呼ばれる主に長方形型の画像を利用したものを指します。

多くのサイトで表示されるのはこのバナー広告であり、非常に馴染みのある広告でもあります。現在ではおおよそ画像を利用した広告と見なして差し支えありません。

リッチメディア広告

リッチメディア広告は、FlashやJava、Dynamic HTMLを利用した画像のみの広告よりもデータ容量の大きい広告を指します。広義では動画形態での広告もこれにあたります。

現在ではインターネットが発達し、画像のみならずもっとデータ容量の大きい広告が配信できるようになったため、いろいろなところで配信されている広告です。

web広告の適切な使用方法

コンバージョン率で考える

web広告も一般的な広告と同様に、適切な運用をしなければコンバージョン(成果の達成)が難しくなることがあります。

たとえば課金形式によって区分すると、おおまかにクリック課金制とインプレッション課金制に分けられます。

クリック課金制では広告がクリックされることで課金が発生しますが、インプレッション課金制の場合はインプレッション(表示)された時点で課金が発生します。

コンバージョン率を考えると、表示されるだけよりもクリックされた方が広告としての達成率が高くなると見ることもできるので、クリック課金制の方がコストパフォーマンスは良いと見なす向きもあります。

バイラル広告と炎上

またインターネット上では、広告に対する批判が強くなることがあり、一時期ステルスマーケティング(ステマ)という言葉が流行ったように、広告に過敏になっているインターネットユーザーは現在でも存在します。

SNSでの口コミ効果などを期待して広まるように仕向けるバイラル広告(Viralは「ウイルスの」という意味で、伝染する様子を表したものです)といった形態がありますが、広告の内容が適切でないとむしろ「炎上」してしまう可能性があります。

さいごに

広告とはあくまで商品・サービスのコンバージョンを期待して利用するものです。

2017年ではインターネット広告媒体費が1兆2,206億円、新聞広告費が5,147億円、テレビメディア広告費1兆9,478億円とされており、インターネットでの広告費が新聞を抜き、テレビでのそれに差し迫る勢いであることが見て分かります(参考ページ:2017年 日本の広告費 – ニュースリリース一覧 – ニュース – 電通)。

しかしインターネット上では、これまであまりなかった「炎上」という危険性も秘めるものとなってきています。

メリットとデメリットだけでなく、リスクもしっかりと管理できるようにweb広告を利用するようにしましょう。

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