PRの本質とは? インターネット時代における広告とPRとの違いは?

PR(パブリック・リレーションズ)とは?

PRの現状

現在PRといえば広告をほぼそのまま意味し、「PR記事」といったような使われ方をします。

しかしこうした認識は、あまり正しいものとは言えません。本来のPRの意味とはどういったものなのでしょうか?

またインターネット時代の現在、どういった運用のしかたがあるのでしょうか?

PRの意味

PRはPublic Relationsの略で、この場合のPublicは大衆・公共を意味し、企業と一般の人々との関係性を表します。

もともとは20世紀はじめごろのアメリカで、巨大企業に対する否定的な感情を抑えるために考案されたといいます。

またPRでは、その目的を果たす手段として広報と広聴が挙げられます。広報は誰もがご存知のように、「広く報せる」という意味合いで、これも広告と同様の使われ方をします。

してPRの忘れられやすい要素として、「広聴」があります。こちらも「広く聴く」という意味合いであり、「広報」が企業から公共へ情報を送るのと逆の用法で、公共からの情報を企業が広く耳を傾けることを指します。

こうしたPRの本来的な意味を踏まえると、現在の広告と同様の使われ方がいかに形骸的かがわかるでしょう。

PRとは広報と広聴を取り入れた双方向的な考え方なのに対し、広報は企業からの一方的な考え方しか含まれていないのです。

広告とPRの違い

「広告」という言葉の意味

同様に広告も、その意味が限定的でなく、宣伝やプロパガンダとの境界がとても曖昧な言葉です。

それを少し限定的に位置付けする場合は、宣伝とは広義的に組織が一般の人々へ情報を伝えるものであり、広告は商業的な情報を伝えるもの、プロパガンダは思想的な情報を伝えるものだと見なせます。

また現代的なインターネット上での宣伝の手段と比較すると、広告とは広告主が金銭を支払って情報を掲載してもらう、という有料のニュアンスが強いものでもあります。

PRは広聴の意味も含む

さて、こうしてそれぞれの言葉を見直してみると、広告とPRの違いが浮き彫りになってきます。

現在ではPRとはすなわち広告を意味することが少なくありませんが、本来PRは広聴を含め、企業と公共との関係を健全化する目的があるもので、広報はその一面にすぎません。そして広告とは、その広報の手段のひとつなのです。

インターネットでのPRの注意点

否定的意見を抑えようとするのは効果的でない

インターネットが発達するにつれ、情報の伝達が容易になり、一般消費者からの情報の発信も増えてきています。

それと同時に、これまでテレビなどの広告を利用するに至らなかった中小企業でも、広告費を支払わずに情報を送り出すことができるようになっています。

そうした中で、やはりインターネット上で広報をする際に気を付けたいのは、炎上です。炎上を規模の大きな否定的意見の集まりだと見なすと、比較的規模の小さめのものであれば毎日発生しているものです。

たとえばコンビニで新発売されたドリンクやスイーツが美味しくなかった、といったような情報は誰もが発信できるものです。

PRの「企業と公共との関係性」について懸念し、また「なるべく否定的な意見を抑えたい」という認識をもっている場合は、こうした一般消費者の何気ない意見でも歯噛みしたくなるものでしょう。

しかしこうした意見はあくまで、インターネットがない時代から一般消費者が抱えていた小さな感想が可視化されるようになっただけにすぎません。

敢えていうならば、あまり気にするものではないでしょう。

むしろこうした意見をしらみつぶしにしようと躍起になることで、その態度自体が一般消費者の反感を買う結果になることもあるでしょう。

PRの観点からは、広告などで一般消費者を操作しようとするのではなく、真摯に向き合うことが重要なのです。

インターネットでのPRの注意点

マーケティングはコミュニケーションであると言われます。それは何も概念的な遠い話ではなく、あくまで企業と消費者との対話の一種であるからそう言われるのです。

集まりで、そのステークホルダーである一般消費者も人の集まりです。

現代では、一般消費者からも情報が発信できるため、そのコミュニケーションとしての意味合いが濃く表れてきています。

人と人とのコミュニケーションとして、正直に向き合うことが大事なのです。

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